「なんで?」「どうして?」
子どもは、あらゆることに疑問を持ち、何度も「なぜ?」と聞いてきますよね。 正直、親としてはちょっと大変なこともありますが……(笑)
でも、この「なぜ?」を繰り返す力、実はビジネスの世界でもめちゃくちゃ重要なんです。
なぜなら、「なぜ?」を深掘りすることで、問題の本質が見えてくるから。 ビジネスの課題を解決するためには、表面的な原因ではなく、その奥にある根本的な問題にたどり着くことが必要です。
今回は、そんな「なぜ?」の力をビジネスに活かす方法についてお話しします!
「なぜ?」が問題解決力を高める理由
なぜ、「なぜ?」が大切なのか?
理由はシンプルです。
「なぜ?」を繰り返すことで、単なる現象ではなく、その原因を深く理解できるから。
例えば、こんな経験はありませんか?
- 売上が落ちたけど、原因がよくわからない
- 新商品がヒットしなかったが、どこが悪かったのか判断できない
- チームの生産性が下がっているが、解決策が見つからない
こういうとき、「なぜ?」を繰り返すと、意外な本質が見えてくることがあります。
トヨタ式「なぜ?」を5回繰り返す方法
日本を代表する企業、トヨタでは「5 Whys(なぜを5回繰り返す)」という問題解決の手法を使っています。
例えば、こんな感じ。
例:製品の不具合が増えた場合
- なぜ? → 部品の精度が低い
- なぜ? → 仕入先の品質管理が不十分
- なぜ? → 仕入れコストを抑えるため、品質より価格を優先した
- なぜ? → コスト削減のKPIが品質とバランスを取れていない
- なぜ? → 経営戦略の方向性が品質向上よりコスト削減に偏っている
こうして掘り下げていくと、「単に部品の精度が低い」のではなく、「経営戦略の方針が問題だった」という根本原因が見えてきます。
単なる対処療法ではなく、本当の意味での解決策が見えてくるんですね。
「なぜ?」だけじゃダメ?「どうすれば?」もセットで考える
「なぜ?」を繰り返すことは大事ですが、それだけでは問題は解決しません。
最終的に重要なのは、「じゃあ、どうすればいいの?」という視点。
例えば、売上が低迷している場合。
- なぜ売れないのか? → 認知度が低い
- どうすれば売れるのか? → SNSマーケティングを強化する
このように、「なぜ?」と「どうすれば?」をセットで考えることで、実行可能な解決策が見えてきます。
「もし◯◯だったら?」の視点を加えると、もっとイノベーティブに!
さらに発想を広げるには、「もし◯◯だったら?」という視点も役立ちます。
例えば、
- 「もし、飛行機のファーストクラスのサービスを低価格で提供できたら?」 → LCCのプレミアムシートの誕生
- 「もし、ホテルがなくても旅行者が宿泊できたら?」 → Airbnbの誕生
- 「もし、タクシーをもっと簡単に呼べたら?」 → Uberの誕生
「なぜ?」で問題を掘り下げ、「どうすれば?」で解決策を考え、「もし◯◯なら?」で新しい発想を生み出す。
この組み合わせが、ビジネスの成長につながるのです。
まとめ:「なぜ?」の力をビジネスに活かそう!
子どもの「なぜ?」は、実はビジネスにおいても強力な武器になります。
✅ 「なぜ?」を繰り返すことで、問題の本質を探る
✅ 「どうすれば?」を組み合わせることで、解決策を見つける
✅ 「もし◯◯なら?」で、新しい発想を生み出す
この思考法を日々のビジネスの中で意識することで、 あなたの問題解決力や創造力がぐんと高まるはずです!
今日から「なぜ?」をもっと大切にしてみませんか?