こんにちは。
今日は、保育園で子どもたちの「好奇心」をどうやって育んでいくか、一緒に考えてみたいと思います。
子どもたちの「なんだろう?」「やってみたい!」って、目をキラキラさせる瞬間。
その姿って、本当に素敵ですよね。
でも、そんな貴重な瞬間をどうやって日々の保育で引き出していけばいいのか…。
悩んだことはありませんか?
今回は、保育所保育指針に基づいて、保育の現場で大切にしたいことをお伝えします。
子どもの好奇心は「環境」でぐんぐん育つ
まず一番大切にしたいのは、
子どもたちが「やってみたい」と思える環境を整えることです。
保育所保育指針にも、
「乳幼児期は、自分の興味や欲求に基づいて、環境に直接関わる体験を通して育つ時期」
だと書かれています。
つまり、子どもたちは「見る」「触れる」「聞く」といった日々の体験の中で、
どんどん心が動き、世界が広がっていくんです。
なんで?どうして?の気持ちを大切に
子どもの「なんで?」「どうして?」は、
まさに好奇心の芽生えそのもの。
この時に大人が「危ないからダメ」とか「今はダメ」って言ってしまうと、
せっかくの芽を摘んでしまうかもしれません。
大切なのは、
「一緒にやってみようか!」と受け止めてあげること。
私たち大人が興味をもって一緒に楽しむことで、
子どもは安心しながら、新しい世界に一歩踏み出せるんですよね。
好奇心を育むための実践アイデア🌱
ここからは、
保育の中で実際に取り入れやすい方法をいくつかご紹介します。
🌸 自然の中に「なんだろう?」がいっぱい!
季節ごとに、自然は子どもたちの好奇心をくすぐる素材であふれています。
たとえば…
- 春には「タンポポの綿毛を飛ばしてみよう」
- 夏は「セミの抜け殻を探して観察しよう」
- 秋は「どんぐりを集めて工作に使ってみよう」
- 冬には「霜柱を踏んでみよう」
身近な自然にふれることで、
「なんで飛ぶんだろう?」
「この虫はなにをしてるの?」
そんな問いが次々と生まれます。
🧩 コーナー保育で「やってみたい!」を引き出す
保育所保育指針でも大切にされている「子どもの主体性」。
子どもが自分で「今日はこれをやりたい!」と選べる環境があると、
自然と好奇心は育ちます。
たとえば…
- おままごとコーナー
- ブロック・積み木コーナー
- 絵本コーナー
- 絵の具や粘土のコーナー
「どれにしようかな?」と考えながら、
子どもは自分の興味のあることに取り組みます。
それを見守るのが、大人の大切な役割です。
🧪 簡単な実験やものづくりで発見をサポート
3歳以上児クラスでは、
ちょっとした「実験遊び」もおすすめです。
たとえば…
- 「水に浮かぶもの、沈むもの」を試してみる
- 「色水を混ぜてみて、どんな色になるか」
- 「紙コップロケットを飛ばしてみる」
「わあ!なんでこうなるの!?」
という驚きは、まさに学びの入り口。
保育士の「一緒に考えよう!」が、
子どもたちの探究心をぐっと引き出してくれます。
保育士が一番の環境づくり
そして何より、
保育士自身が子どもの好奇心に寄り添うことが一番の環境づくりです。
保育所保育指針にも、
「保育士等が子どもの心を受け止め、応答的なやり取りを重ねながら、育ちを援助する」
ことの大切さが書かれています。
子どもの目線になって、
「ほんとだね!なんだろう?」と一緒にワクワクする気持ち。
それが、子どもの「もっと知りたい!」を引き出す力になるんです。
まとめ🌱
子どもの好奇心を伸ばすには、
環境づくりと、保育士の関わり方がとっても大切です。
子どもは、安心して自由に探索できる場があれば、
自分でどんどん興味を広げていきます。
私たち大人は、
その小さな「なんだろう?」を丁寧に受け止めることで、
子どもの世界をもっと広げていけるんですね。
毎日の保育の中で、
小さな発見や驚きを、子どもたちと一緒に楽しんでいきましょう♪