6月 月案の「ねらい」と「配慮すべき事項」

保育記録

当会で使用している月案における、標準的な「ねらい」と「配慮すべき事項」をまとめたものです。子どもたち一人ひとりの姿に寄り添いながら、安心して過ごせる毎日を一緒につくっていきましょう。

ねらい

1歳児

  • 保育士が見守る中、好きな遊びを見つけ楽しむ
  • 戸外活動や体を動かす遊びを楽しむ
  • 簡単な身の周りの事をしてみようとする

2歳児

  • 好きな遊びを見付け、集中してじっくり遊びを楽しむ。また、小さな集団での遊びに興味を持つ
  • 生活リズムを整え、遊ぶ、食べる、寝るのリズムを安定して過ごせるようにする

3歳児

  • 簡単な身の回りの事に取り組もうとする
  • 自分の気持ちを落ち着いて保育士や友達に伝えようとする中、相手にも気持ちがある事を知る
  • 自分の好きな遊びを見付け、十分楽しむ

4歳児

  • 次の活動に見通しを持ち、進んで身の回りの事をしようとする
  • 遊びや生活の中で互いの気持ちを知り、共感したり、相手の気持ちに気付こうとする
  • 興味のある事を友達や保育士と一緒に発見する事を楽しむ

5歳児

  • 見守られている安心感の中、自信を持って自分を表現したり、行動に移す事で、自分なりの目標達成を目指す
  • ルールのある遊びを通し、自分の思いを知らせたり、相手の思いに気付きながら仲間意識を深める
  • 生活に必要な決まりを確認し合う

配慮すべき事項

1歳児

・行動範囲が広くなって来るので、保育士の配置に配慮する
・自分でしようとする姿を見守り、必要に応じて援助を行う。出来た時には十分認め、意欲につなげる
・指さし、身振り、簡単な言葉等伝えようとしている姿を見逃さず、気持ちに共感して行く

2歳児

  • 子が自ら主体的に活動する部分は、十分に行えるよう見守る
  • 子同士の関わりを見守り、思いを伝え合えるよう伝え方を知らせたり、代弁する
  • 探索の時間を大切に、子の興味、関心に寄り添い、発見を楽しめるようにする

3歳児

  • 次の意欲につながるよう、出来た姿は十分認めて行きながら援助と見守りのバランスを考える
  • 上手く気持ちが伝わらず、いら立ちが見られるときは1対1でゆったりと受け止められる環境配慮を行う
  • 好きな遊びを見付け、じっくり取り組める環境を整える。「やりたい」の実現に配慮する

4歳児

  • 活動の時間にゆとりを持ち、次の活動を明確に伝えたりしながら、自ら行おうとする意欲が持てるようにする
  • 自分の思っている事が、相手に伝わる嬉しさや満足感を味わえるようにする
  • 1人1人の関心、興味を受け止め、言葉、動きで伝えようとする姿を引き出す

5歳児

  • 問題に対しすぐ答えるのではなく、自分で考える、友達に聞く等の姿を大切にし、時には友達と話し合う機会も作っていく
  • 相手の声にも耳を傾けられるよう仲立ちする
  • 体調変化に留意し、汗の始末や水分補給の大切さも知らせて行く