2021年度 職員向けハラスメント研修を開催しました

研修・視察

2021年11月12日(金)「職場のワークハラスメント ~働きやすい職場環境を目指して~」ということで、Zoom による職員向けのハラスメント研修を開催しました。

講師は、本間社会保険労務士事務所代表、ワーク&ライフインテグレーション株式会社 代表取締役の本間先生です。参加した職員は、園長、保育士、栄養士、調理員、事務員などです。

研修実施までの経緯ですが、当法人では各保育園の副主任保育士を中心に、毎年、働きやすい職場にするためのアンケート調査を行っています。

その調査結果からハラスメント、特にパワーハラスメントとはどのようなものなのか、すべての職員が知る必要があるのではないかといったことから、苫小牧市が実施する「職場改善コンサルティング事業*」を利用し、今回の研修を実施することとなりました。

* 令和3年度「苫小牧市職場改善コンサルティング事業」について

職場におけるパワーハラスメント

(1)優越的な関係を背景とした言動であって
(2)業務上必要かつ相当な範囲を超えたものにより
(3)労働者の就業環境が害されるもの

この(1)から(3)までの3つの要素をすべて満たすものをパワーハラスメントといいます。

※ 客観的にみて、業務上必要かつ相当な範囲で行われる適正な業務指示や指導については、職場におけるパワハラには該当しません。

指導なのか、パワーハラスメントなのか?

職員本人が「嫌だな、パワハラじゃないか」と感じたからすべてがパワーハラスメントというわけではありません。本人がパワーハラスメントと感じたからで決まるのであれば、気に食わない、合わない上司がいたら「パワハラだ!」と声を上げればよいことになってしまいます。これだと上司は適切な指導やマネジメントを行えません。

境目が難しいと思いますが「イライラしたり、馬鹿にしたり、自身の感情的な言動を伴うものはパワーハラスメント」、「相手のことを考え成長を促すための言動は指導」ではないかと考えています。

ハラスメントは絶対に許しません!

法人としては「ハラスメントは絶対に許しません!」という方針です。

この方針のもと、昨年は北海道労働局の方を講師に管理職向けのハラスメント研修(15名の参加)を行っており、今回が2回目の研修となりました。

ハラスメントに関しては、今後も働きやすい職場環境を目指して同様の研修を続けていきます。