何か新しいことを始めようとするとき、「最初から完璧にやらなきゃ」と思っていませんか?
実は、その考えが挫折の原因になりやすいんです。
大きな目標を掲げることは大事ですが、それと同じくらい「小さく始める」ことも重要。
無理なくスタートし、少しずつ積み重ねることで、結果的に大きな成果につながります。
今日は、そんな「小さく始めることの大切さ」と「続けるコツ」についてお話しします。
なぜ小さく始めることが重要なのか?
1. 挫折を防げる
最初から大きく始めると、うまくいかないことが多く、モチベーションが下がりやすいもの。
「頑張ろう!」と意気込んで始めたのに、数日後には続かなくなった……なんて経験、ありませんか?
小さなステップから始めることで、無理なく続けることができ、成功体験を積み重ねられます。
さらに、小さな成功体験が自信につながります。「自分はできるんだ!」と実感できると、もっと挑戦したくなります。
2. 柔軟に軌道修正できる
いきなり大規模に始めると、失敗したときのダメージが大きくなります。
でも、小さく始めておけば、「これは合わないな」「こうした方がいいかも」と気づいたときに、すぐに調整が可能。
試行錯誤しながら、自分に合ったやり方を見つけられるのです。
例えば、新しい趣味を始めるときにも役立ちます。
「カメラを買って本格的に写真を撮りたい!」と思っても、いきなり高価なカメラを購入するより、まずはスマホで写真を撮る習慣をつけるのが良いでしょう。
小さな一歩から始めることで、自分の本当にやりたいことが明確になります。
3. 継続しやすく、習慣化しやすい
「最初はハードルを低く」が習慣化の鉄則。
いきなり「毎日1時間の運動をする」と決めるよりも、「最初は1日5分だけストレッチをする」と決める方が、長続きします。
小さな習慣が積み重なり、大きな成果へとつながっていくのです。
また、「やらなきゃ」と思うとプレッシャーを感じてしまいますが、「ちょっとだけやってみよう」と考えると、気楽に取り組めます。
この気楽さが、長く続けるためのポイントです。
小さく始める成功例
では、具体的にどんな風に「小さく始める」のがいいのでしょう?
1. 読書習慣をつける場合
「月に5冊読むぞ!」と意気込んでも、続かなければ意味がありません。
まずは、「1日1ページ読む」からスタート。
「せっかくだから、もう少し読もうかな」と思える日が増えてきて、気づけば習慣になっています。
さらに、読んだ本の内容をSNSにメモするなど、楽しみながら継続する工夫をすると、より習慣化しやすくなります。
2. 運動を始める場合
ジムに入会したものの、数回行っただけでやめてしまった……そんな経験はありませんか?
いきなりハードな運動をするのではなく、「毎朝ストレッチをする」「週に1回だけウォーキングする」など、負担の少ない形で始めるのがコツ。
運動のハードルが下がると、少しずつ続けるのが楽しくなります。
また、「運動をしたらお気に入りの飲み物を飲む」など、小さなご褒美を用意すると、習慣化しやすくなります。
3. 早起きを習慣にする場合
「毎日5時に起きる!」と決めても、急に2時間早く起きるのはなかなか大変。
まずは「いつもより15分だけ早く起きる」と決めてみましょう。
少しずつ体を慣らしていくことで、無理なく早起きの習慣が身につきます。
また、寝る前にスマホを見ない、部屋を暗くするなど、早く寝る工夫も大切です。
まずは小さな一歩を踏み出そう!
「小さく始める」ことは、成功の第一歩。
最初から完璧を求めるのではなく、「無理なくできる小さな行動」を積み重ねることが大切です。
・読書なら「1日1ページ読む」
・運動なら「1日5分のストレッチ」
・早起きなら「15分だけ早く起きる」
こうした小さな積み重ねが、やがて大きな成果につながります。
また、楽しみながら続けることが何よりも重要です。
「これならできるかも!」と思えることから、ぜひ始めてみてくださいね!
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